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中札内村のえだ豆

中札内村のえだ豆

JA中札内村枝豆事業部会は、採れたての美味しさをいつでも味わえる冷凍枝豆製品づくりに取り組んでいます。大型収穫機械による作業の効率化や生産体系、加工処理施設の拡充、冷凍保管庫の増設などを、JAと一体で整備。圃場や集荷段階など3段階にも及ぶ残留農薬検査の実施など、安全・安心・高品質な枝豆づくりを追及する姿勢から、商品の引き合いも強く、36都道府県の学校給食への供給をはじめ、海外にも販路を広げています。関連する加工品の売上高は27億円を超え、北海道十勝地方を代表する特産に育ちました。

美味しさの秘密

1.需要を見越し産地改革 3時間以内に製品化

枝豆の品種は、穏やかな香りと甘みがある「大袖の舞」を主力品種として、栽培に当たっては肥培管理を徹底することで“倒伏させない枝豆づくり”を基本にしました。これは、収穫量の減少と製品への異物混入を防ぎ、品質の安定化を図るためです。また、8地区に分けて播種日を割当て、うち4地区は2回に分けて播種。播種期間を5月1日~6月10日の延べ40日間に分散を図り、収穫始めから終わりまで品質に差がないように作型を設定し、収穫時期の分散を図りました。

品質の高い枝豆づくりのための分析を重ねた結果、収穫から3時間以内で製品化することによって食味が落ちないことが分かりました。

そこで、収穫・輸送時間を極限まで短縮するために、(1)圃場への農道の整備、(2)収穫の障害となる立木枝の管理、(3)圃場に10メートル幅のハーベスターの旋回スペースを設けたことにより、収穫段階におけるハーベスターの圃場内の旋回時間を短縮しながら、枝豆を運ぶトラック輸送も効率化しました。その結果、鮮度を保ったまま村内の一番遠い圃場からでも、収穫後3時間以内に冷凍処理ができるようになりました。

中札内村のえだ豆 美味しさの秘密

2.安全・安心を各工程で追及 額縁栽培の徹底と農薬検査は3重の体制

安全・安心へのこだわりは、生産、加工、流通の各過程で追及しています。

枝豆圃場を明確にすることと、隣接する作物から、(1)農薬の飛散を防止する、(2)病害虫の侵入を防ぐために、枝豆圃場には周囲に2.4メートル以上の幅でエン麦を育てる、額縁栽培(四面囲み)を設置しています。

また、平成18年度から「残留農薬分析検査細則」を設け、全圃場で収穫前のサンプル検査を実施しています。検査方法として、(1)収穫予定日の1週間前にJA職員立会いの下、サンプルを採取し、(2)サンプルは十勝農協連農産化学研究所で検査、同時に生産履歴と農薬使用基準の確認も行い、検査と書類の“ダブルチェック”に適合した圃場だけが収穫・出荷できる仕組みになっています。

額縁栽培

平成21年からは加工処理施設でもえだ豆を受け入れる際に、残留農薬検査を行う“トリプルチェック”を行っています。さらに、冷凍処理を施されたえだ豆に、段ボールごとに生産圃場を特定できる番号が割り振られる「トレーサビリティ(生産・流通履歴を追跡する仕組み)」も導入しています。

平成23年には、加工処理施設が、北海道のJA施設で初めて「北海道HACCP自主衛生管理認証」を受けました。また、加工処理施設に従事する正職員全員が「食品衛生責任者」資格を取得しています。

農薬検査検査1

過去の受賞歴

平成22年 第39回日本農業賞「特別賞受賞」
平成23年 そのまま黒えだ豆「日本農業新聞2011一村逸品大賞」受賞
平成28年 そのままえだ豆 第45回日本農業賞「大賞」受賞
平成28年 「北のブランド2016金賞」受賞
平成29年 すじなしインゲン「北のブランド2017金賞」受賞
平成30年 中札内村えだ豆「地域団体商標」登録
受賞写真01
受賞写真02
受賞写真03